科目名 ジェンダーの社会学
(Sociology of Gender)
責任者名 須長 史生(富士吉田教育部  准教授)
学期 前期
対象学年 3学年
3学年編入
授業形式等 講義(308講義室)  編入生  1単位

◆担当教員

須長 史生 (富士吉田教育部    准教授 )

◆一般目標(GIO)

  男女の性別に関する諸事象の多くが、文化的社会的な影響力の下にあることを理解するために、ジェンダーの概念やジェンダー論の基礎的な考え方を習得する。

◆行動目標・到達目標(SBOs)

1. 「 フェミニズムの二つの波」について、その違いを明らかにしながら説明できる
2. ジェンダー概念を具体例を挙げながら説明できる
3. 「ジェンダーの二分法」の意味とその問題点が説明できる
4. 現代社会で起こっている性別に関する様々な問題をジェンダー論的な視点から理解し、説明することができる
5. テキストや資料を理解し、適切にまとめることができる
6. 現代社会におけるジェンダー問題について、自分自身の意見を述べることができる

◆アクティブ・ラーニング

1. 毎回,教科書をまとめ,自分の見解を述べることが求められる.

◆評価方法

「受講レポート(毎時間,授業中に出題される課題)」(50%)、「課題レポート(学期末レポート)」(40%)、「授業課題(6/9に課される特別課題)」(10%)により評価する。

評価(教学上の判定)について
1.評価(教学上の判定)の概要については(平均点、不合格者の人数など)、科目責任者がポータルサイトを通じて学生に周知する。
2.科目不合格者については、対象学生にのみ個別にポータルサイトで、その旨を伝える。
3.学生は次のいずれかに該当する場合に、評価に対する「問合せ」を科目責任者に対し行うことができる。
    ①成績の誤記入等、明らかに科目責任者の誤りであると思われるもの
    ②シラバスにより周知している評価の方法から明らかに逸脱していると思われるもの
    ③その他、明確な理由があると思われるもの
      * 成績の再考を求めたりするものは受付けできない。
      * 「問合せ」の期間は、評価が開示されてから1週間以内とする。
      * 科目責任者と直接メール等あるいは口頭で質問し、確認すること。直接、口頭で質問する場合には、必ず事前にアポイントメントをとること。

◆オフィス・アワー

行番号担当教員対応時間 ・場所など備考
  • 須長 史生
メールにて,いつでも対応します

◆授業概要

  現在社会に起こっている性に関するさまざまな問題を社会学的視点から取り上げ、社会的に期待されている性別に関する規範や行動をジェンダー論的な視点から分析し、社会規範の構図を理解する。

◆ディプロマ・ポリシーまたはコンピテンシーとの関連性

保健医療学部のディプロマ・ポリシーにおける,「2.コミュニケーション能力」,「5.社会的貢献」,「6.自己研鑽」と関連性を有している.

◆教 材(教科書、推奨参考図書、プリント等)

行番号種別図書名著者名出版社名発行年
教科書
『図解雑学  ジェンダー』加藤秀一他著ナツメ社
2005

◆準備学習(予習・復習)

毎回,教科書の1単元分の予習(まとめ)が求められる.詳細は第一回目の授業で指示をする.

◆全学年を通しての関連ユニット

なし

◆予定表

6月9日休講(課題あり)
行番号年月日曜日時限学習項目学習内容対象SBO担当
2020.5.12
3
ジェンダー論入門
フェミニズムの二つの波
授業のオリエンテーション
第一波フェミニズムと第二波フェミニズム
「セックス」と「ジェンダー」
1-4
    須長 史生
2020.5.19
3
ジェンダー概論
性差別Ⅰ
どうしてわざわざ分けるのか
ジェンダー論を学ぶ意義
性差別の定義、具体例
1-2
    須長 史生
2020.5.26
3
性差別Ⅱ
差別と類似の現象
差異をどのように考えるか
差異とアイデンティティ
3
    須長 史生
2020.6.2
3
性別役割分業Ⅰ
多様な水準
流動性
性別役割分業の問題点
留意点
3
    須長 史生
2020.6.9
3
性別役割分業Ⅱ
ここまでのまとめ
(課題休講)
ジェンダー論,性差別,性別役割分業に関する考察
4-6
    須長 史生
2020.6.23
3
現代社会とジェンダーⅠ
現代社会におけるジェンダー問題を考える
4-6
    須長 史生
2020.6.30
3
現代社会とジェンダーⅡ
現代社会におけるジェンダー問題を考える
4-6
    須長 史生
2020.7.7
3
まとめ
男女のより良い共生を目指して
4-6
    須長 史生
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